好きなこといつするの?

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いつまでライブハウスで消費してんの?

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近年音楽が売れない時代と言われています。僕も北海道の札幌で「キリン組」というバンドで活動してたり、違うバンドのサポートでベースを弾いたりしているのですが正直集客がないバンドってライブでは大体赤字になるんですよね。

 

今回は「誰もあなたの音楽に注目していないのにライブするの?なんのため?」って話です。

 

ライブハウスって大体ノルマ制かと思います。例えばノルマが24,000円に設定されて、1枚1,500円に設定されたチケットを捌かなきゃいけないのです。売り上げがノルマを上回らなければその差額を支払わなければなりません。この場合だと13枚以上売らないと売り上げがでません。そもそも世の中で大多数を占める売れていないバンドは集客がないのです。呼べても知り合いや友達や恋人や家族しかいませんよね。もちろんノルマのないライブもあります。

 

しかもバンドってライブに出るまでにたくさん練習します。むしろ練習なしでできちゃう人もいます。世の中の大多数を占めるバンドは練習をしないとバンドの演奏面のクオリティが上がりません。じゃあ練習ってどこでしてるの?っていうとレンタルスタジオで部屋を借りて練習するわけです。もちろん部屋を借りて練習するだけでもお金がかかります。

 

これだけでもどうでしょう。お金を支払ってスタジオを借り練習する。そしてライブをするが集客がすくなくノルマを支払う。そのあとは打ち上げだったり。もちろん弦楽器であれば弦の交換など楽器のメンテナンスもお金がかかります。というか楽器ってすげー高いっす!

 

ここまでくると一回のライブをするとかなりの時間とお金がかかるのがわかると思います。お金とか労力をかけてライブしたけどお金は減るし多くの人に見てもらえてないわけですよね。ここまで読んでもらって「まぁ趣味だし」とかライブをする目的が「自己満足」だけなら別に何も問題ないと思いますが、「本気で音楽やってる系」の人はもっと考えて活動しないとやばいです。やばい!なんていうかやばい。

 

少数を狙うな!大勢を狙え!

 CDの売り上げは年々減っていますが、音楽が好きな人ってそこまで減ってはいないと思うんですよね。音楽のフェスだって「どこからあんなに人くるの?」って思うほど毎年盛り上がってますし、近所のTUTAYAでもCDを借りている人を毎回見かけますし。でも、地元のライブハウスに足を運んで地元のバンドを見に行く人ってあまり多くはないですよね?なんとなくライブハウスにでもいってみるかー!なんて人にまだ会ったことないです。いたらぜひ僕のバンドを見に来てください←。

 

つまるところ僕たちは音楽を売りたいのに音楽が好きな人のいるところで音楽をアピールできていないんですよね。音楽好きのさらに地元のライブハウスに行くような数パーセントの人にしか僕たちの音楽を届けられていないわけです。これって効率的でしょうか?言われなくてもわかりますよね。

 

ここまで売れていないバンドがライブハウスでライブしたところで効率が悪いんじゃないかという話をしてきました。むしろ自分たちのバンドに興味を持ってもらってからライブをしないといけないのです。じゃあライブハウスにいかないような人に音楽を聴いてもらうには?そしてライブハウスに見に来てもらうにはというのを考えないといけないのです。

 

インターネットを活用しようよ!

 つまるところこれです。今の世の中ライブ配信なんて誰でもできるし、例えばライブを動画撮影し動画配信サイトに投稿することもできます。すると、ライブハウスにはいかないけど音楽が好きな人に見てもらえる可能性がぐっとあがります。例えば、昨日のライブには5人しかお客さんこなかったけどツイッターのフォロワーが100人いれば、動画のURLを載せたツイートしただけで5人以上にライブを見てもらえる可能性がでてくるわけです。そして、そのライブを見て今度は生でライブを体験してみたい!と、思わせることができれば集客が増えるということです。

 

最後に

 

何年も前から動画投稿なんてだれでもできたのに、インターネットで自分たちをアピールするバンドって圧倒的に少ないと思います。なんで地元のライブハウスだけにこだわるんですか?もったいなくないですか?いつまでハウスで消費してんの?